モントリオール留学#3
朝3時にハッと目覚めてそこから死んだように眠る。朝7時に起きる。
寝不足だし怒られたし(気にしないで、とは言ってくれたけれど、壊してしまったし、気にしいなので)やっぱり今日も体調が良くない。
でも家にいたらもっと鬱々とするのでやっぱ昨日決めた通りケベックシティに行く。
歩いて行こうかな、と思ってグーグルマップで調べたら2日かかるらしい。参勤交代かよ。
バスを乗り継いで3時間。
マジか、と思って近くのバス停まで行くとバスは30分後！ダウンタウンだから東京と同じ感覚でいた。
とりあえずスタバに入ってみたりする。
近くのバス停からケベック行きのバスに乗り継ごうとすると高速バスターミナル的なところに当たる。
嘘、高速バス、しかも55C$(5000円)程度？
予想外だと思いながらカードで支払おうとするとカードが止まってる！どうやら海外保険と飛行機代と先月の韓国旅行で利用限度額があと2千円程に……マジかー、と思いながら別のカードで支払い。カード2枚作っておいて良かった。
1〜2時間に1本のバス待ちしながらカードの利用限度額について問い合わせ。
バス待ちの列で後ろからときどきリュックにぶつかってくる人がいる。まさかなぁ、と思いつつリュックを下ろしてインポケットを確認するとあぁやられた、パスポートケースが無い！
学生ビザとパスポートがすられたっぽい。
後ろの人をえっ？って顔で見るとなんでも無いような顔をしている。
こんなときどう詰めればいいのかわからないし、詰められる英語力なんてないのでもんもんとしながら高速バスに。
冷静に考えると家に忘れたかもしれないので、とりあえずコーディネーターの方と留学エージェントに連絡を入れ、確認して明日警察署に行くことに。
現金とクレジットカードは別に持っていて良かった。
家にあれば良いのだけれど……
コーディネーターに連絡をすると
「今どこですか？」
「ケベックシティに向かってます。」
「ケベックシティ？車で3時間の？」
「はい。」
という感じで驚かれた。
私は日帰りで岐阜から熊本旅行に行く女である。
Montreal Expressesのケベック行き。水とお菓子買っといて良かったー。
家や工場やショッピングモールが点々と広がる大地をひたすら北上。
帰省みたいな人たちに混じってバスに揺られること3時間。何もないところで降りてしまう。
これじゃあ大聖堂いけないよー、と思いチケットカウンターの人に
「間違えて降りちゃったんだけどここ(大聖堂)行きたくて……どうすればいい？」
と尋ねるとしばらくフランス語でいろいろ尋ねられる。全部わかんないから
「ノン、ノン」
と首を振ると
「ダウンタウンに行きたいの？」
と英語で尋ねてくれた。
どうやら降ろされた場所はケベックなのだけれど、ここはケベックの外れらしい。
「バスよ、3.50ドル。」
と言われて列を離れ、3.50ドルを出しているとプリントアウトして道順を持ってきてくれた。
「このバス、乗り換えなし、この駅で降りる、フランス語しかアナウンス無いからよく見て。」
と言ってくれた。
街のバスに揺られて20分ほど。
ケベックシティ、来て良かった。本当に綺麗だ。
ノートルダム大聖堂は閉まってた。
そのまま城壁沿いに知事の散歩道を登ってテラス・デュフランへ。
犬がたくさん散歩してる。
現在も軍事基地として使われているシタデルの城壁の上を歩きながら降りた。多分城壁の上だと思う。
メープルティーという謎のお茶を購入した。お兄さんがとても笑顔で嬉しかった。
陽が傾き始めた17時、帰ろうと思ってバスのチケットを取ろうと
「モントリオールまで行きたい。」
チケットカウンターのお兄さんに言うとフランス語でいろいろ言われた後、
「知らない。」
と言われる。
Googleマップで右往左往しているうちにすっかり不安になって、電車で帰ろうとするも98$。
もう嫌だ、と思い電車のチケットカウンターの母親と同い年くらいのおばさんに
「本当はバスでモントリオールに行きたいの。でも分からなくて、それにお金が98＄も払えないの。」
と往路の半券を見せて言うと
「あらそうなの！バスならあっちよ。」
と隣のカウンターのお姉さんが丁寧に教えてくれた。まぁそのカウンターはさっきのバスのチケットカウンターだったんだけど！
なんとか無事チケットを手に入れたのは19時半。このままじゃ家に着くのは23時過ぎだ。
どうやらこのあたりでは英語があまり通じないらしく、カウンターの人もより簡素な英語で話しているし、レストランのメニューにはEnglish Subが無くなっていた。
もっと1年生の時に真面目にフランス語をやっとくべきだったかな。
モントリオール留学#2
朝起きてご飯を食べる。
シリアルの種類が豊富で楽しい。ナッツがたくさんはいったシリアルに透明なパックに入った牛乳をかけて食べた。昼まで少し勉強してたらマザーがコーンブレッドにバターを塗ってトマトとピーマンを入れたオムレツを載せたものを食べよう、と勧めてくれた。コロンビア料理らしい。正直コーンブレッド自体はパッサパサで全然美味しくないのだけど、バターをよく吸わせてオムレツを載せると美味しい。
きっと日本のパンだと美味しく食べれないだろうと思う、ピタパンとかだと美味しいかな……？
これが本当にお腹にたまるので、お昼は食べなかったし夜もあまり食べられなかった。
手土産を渡したら喜んでくれた。食品サンプルのお寿司。可愛い！って何度も言ってくれた。
そのあとはノートとかを買いたくて街を徘徊した。モントリオールダウンタウンのど真ん中なのでとても便利！ノートルダム教会に行ったり、旧港に行ったりした。
ノートルダム教会に入る前は入り口に立ってた可愛いお姉さんに「今日は開放日だけど静かにね！」と言われた。「写真撮ってもいい？」と聞くと「いいよー！フラッシュ焚いてもいいよ！」って言われた。
入るともううるさくするどころじゃない。素人がミラーレスで撮って無加工でこれだ。圧巻でため息が漏れる。どうしてこれに騒げようか。
これ撮るためだけにいいカメラ買うべきだと思う。
教会出て右手。この通りはお土産がたくさんあった。
旧港。かなり近くまで行けるっぽいけど怖くてこの辺までにしておいた。港をずっと歩くと温泉施設があったりした。間違えて入っちゃって怒られた。
街路樹にはリスがいて、大体のリスはカメラ目線をくれる。本当。
日曜なのでどこのお店も開いてると思ってたらしまってた。日本の感覚と違う。イースターだからってのもあるみたい。近所はダウンタウンだから結構開いてるお店も多いんだけど……。
ノートの種類が少ない！日本の文房具の良さが分かった。ノートくらい持ってこればよかったかも。
帰宅した時に鍵を壊した。軽く怒られた。
今日もあまり眠れなかった。
新しくブラジル人カップルがホームステイに来た。
家に帰りたくなった。寝たい。
デビットカードに入ってるお金が無くて泣きそう。早く対応してくれないかな。
明日はケベックシティに行こうと思う。
モントリオール留学＃1
14：30
手荷物を預ける。モバイルバッテリーとかあらゆる「スーツケースに入れてはいけないもの」をスーツケースに入れていたためチェックインカウンターで荷物を広げるハメになった。下着が出てこないかすごくヒヤヒヤしたから帰りは絶対に下着は不透明袋、バッテリー類は手荷物に入れようと思う。
アメリカ経由だと手続きが特殊みたいで、結構手間取った。
「ESTAですか？VISAですか？」「Eタックスは？ビザは？」みたいなことを聞かれる。
ESTAはまだこの時必要なかったのだけれどEタックスなんて聞いてないしビザはイミグレーションチェックで出してもらうから震えながら
「ESTAだしCAQしか取ってないしビザは許可証しかないです......；；」
とありったけの書類を出してみたら
「CAQ......？」
という顔をされた。CAQの存在を知らなかったらしい。(通れた)
16：30
機内食でべろべろになって泣きながらLINEしたりする。
デトロイト空港。19時ごろなのにこの明るさ。
20:00
ここから日本人がいなくなる。
飛行機の中で突然袖を引かれたのでびっくりして振り向いたら、お姉さんが私のパスポートケースを指して「それ可愛いわね！」と言ってくれた。
隣のおばさんに東京についてたくさん聞いた。
東京は綺麗で、スーツを着た人がたくさんいて、麺をすする音が不愉快だったと言っていた。岐阜は本当にいいところだから来て、と言っておいた。
22:00
イミグレーションチェック。本当に緊張した！
「どこにステイするの？」
と聞かれて
「も、モントリオール......」
と答えたら
「の、どこ？モントリオールはでかい、お前は小さい。」
と言われてIt's ture......と言ってしまった。
23：00
ホストファミリーの家へ。
送迎してくれたインド人がインド料理屋さんを経営していて、
「インド料理わかる？バターチキン。」
と言われたので
「サグカレーとサモサが好き。」
と言ったらめちゃくちゃに喜んでくれた。
ホストファミリーはコロンビア出身のおばさんだった。
時差ボケであまりねれなかった。
