モントリオール留学#10
4月12日
ブログを書く元気がないほど疲労していた。
家の更新がうまくいかない。
学校ではモントリオールに猫カフェができるかもしれない話と、バンクーバーにカプセルホテルができる話をした。ブラジル人のガブリエラはツンと上を向いた鼻をさらに傾けて
「猫なんかその辺にいるじゃない。犬の方が可愛いわ。利口だし。」
と日本や韓国に猫カフェがあることを理解できないという顔をしていた。
帰るとシェアメイトがみんないた。
本当は今日午後からシェアメイトとオールドポート(旧港)に行く予定だったが、天気が悪かったので取りやめになった。
ホストマザーの友達のギリシャ人が遊びにきた。シェアメイトのマルコスがブラジルのケーキを焼いてくれたのでみんなで食べた。ニンジンのスポンジケーキにキャラメルのようなソースをかけたものだ。美味しかった。
彼は6年前ギリシャからモントリオールにやってきて、フランス語と英語を勉強していたそうだ。
今は電気の関係の仕事をしているそうだ。この辺りだかギリシャだかでは、電気関係の仕事は高給らしい。
彼はとても優しい目をした人で、白亜の街と窒息するような青い海が確かに似合う男性だと思った。
私がたどたどしい英語を話すのを見ながら彼は
「僕もうまくなかったがそのうち上手くなるさ。」
と笑った。私の地元の話をすると、白川郷の写真を面白がって保存していた。
パブロに
「モントリオール のホームレスはなぜみんな犬を飼っているの。」
と尋ねると彼は
「犬は可愛いから、一緒にいるとお金をもらいやすいんだよ。」
と答えた。
「ホームレスなのに犬を飼えるの?」
「あの犬は彼らのものじゃないんだ。シェアしてるんだよ。だから犬が耐えられないような寒さの11月ごろには犬はいなくなる。時々自分で飼っている人もいるけれど。ビジネスだ。」
ギリシャ人は帰り際今度は寿司を作ってくれと私に言った。
「寿司でいいの?レストランがたくさんあるのに。」
というと、
「パーティーなんだから。」
と言われた。
「TEMAKIZUSHI-PARTY?」
というと彼は
「C’est bien !」
と笑った。
ビザの切替申請をした。申請のために国境までいかなくてはならないので、もしその時はニューヨークに一週間ほど行こうと考えている。モントリオールは少し暖かい。今週末はまた雪だ。